こんにちは!歯科医師の鈴木です。今日は知覚過敏のお話をしますネ!
もうすぐ夏ですが、夏と云えば冷たいビールやすいか・カキ氷、でも私は冷たい物や甘い物がしみてちょっと・・・という方いらっしゃいませんか?知覚過敏は歯がどういうときにおこるのか、また、虫歯との違いはなんなのか、まずご説明しますネ!
知覚過敏は歯の表面のエナメル質が何らかの原因で傷つき、削れて象牙質が露出し、そこに色々な刺激が加わって痛む事なのです。では、虫歯と知覚過敏の違いはなんでしょう!
知覚過敏 | 虫歯 | |
---|---|---|
歯をたたくと | いたくない | いたい |
刺激に対する痛み | 短い | 長い |
いたむ場所 | 何ヶ所も存在する | 一ヶ所 |
こんな違いがあります。ご自分で試してみてください。
では最後に知覚過敏の原因と治療法をお伝えしましょう。
原因
1.)歯ブラシのやり方-エナメル質を傷つける―――エナメル質を傷つける
2.)咬む力(特に強い方)―――咬合圧で歯の根元部分を壊してしまう
3.)すっぱい物がと~~ても好きな方―――酸がエナメル質を傷つける
4.)歯ぎしりをする方―――2.)と同じ
以上が原因と考えられます
治療法
1.)歯科医院で教えてもらった正しいブラッシング方法で知覚過敏用のハミガキ(シュミテクト等)を使う
2.)象牙細管をコーティング材で封鎖して刺激を遮断する―――ただし持続性はありません
3.)大きなダメージがある場合は(例えば原因が2と4で欠損が出来た場合)樹脂を詰めます
4.)レーザー治療⇒レーザーで象牙細管を細くして刺激を少なくする
5.)歯ぎしりをする方はナイトガードを使う(1.~4.の治療を行った上で)
※2.)と4.)を組み合わせると効果的です。
お心当たりのある方は歯科医院に来院の上、快適に冷たい物を楽しんでください