ごあいさつ

ごあいさつ

私たちはご来院いただく皆様に『生涯にわたりお口の健康を維持し、味わう、話す、笑うといった人間らしい営みを楽しみながら豊かに人生を過ごしていただくこと』を目標に日々の診療活動を行っております。
現在、日本が迎えている高度に高齢化した社会では、今まで以上に生活の質 (QOL) 、健康寿命 (ADL) への関心が高まっています。近年の研究から口腔の健康はQOLの向上と共に、糖尿病、高血圧といった生活習慣病の予防にも大きく関係することが分かりその重要性が改めて認識されています。
私たちはこの口腔の機能を永く維持するためには、適切な治療とその後のメインテナンスの継続が必要であると考えています。
このため治療に際しては、患者さんご自身のご理解とご協力が得られるよう術前の検査と治療計画の立案、及びこれらのご説明に十分な時間をおとりしています。
そして治療内容につきご納得いただいた上で患者さんと協同して治療を進めさせていただいております。
また健康な口腔状態を維持することの重要性とそのための具体的方法について通院期間の中で患者さんご自身にご理解いただき、治療終了時には予防意識とセルフケアの技術をお持ちいただけるよう対話を大切にした診療に努めています。
自然治癒が望みにくい口腔疾患では予防の重要性は高く、北欧諸国では20年以上前から定期的な健診による疾患の早期発見・早期治療は常識となっております。当会をご利用いただく皆様には疾患に対する治療の場としてではなく予防 (メインテナンス) プログラム実践の場として私たちの診療所をご利用いただきたいと願っています。
一方、当会の法人運営において私が最も大切にしていること、それは診療スタッフが生き生きと働ける職場環境の整備です。
ご来院いただく患者さん、お一人お一人に質の高い医療サービスを継続して提供していくためには第一にストレスなく診療に集中できる環境であること、第二に組織の中で新たな診療能力を習得・習熟し続けられる環境があり、自己の能力開発が評価される組織であることが重要な要素であると考えております。
この考えを基本とし当会では診療スタッフの定期的な技術向上および新規診療領域への技術習得が可能なプログラムの実施を行っております。
私たちの診療所は所属する地域社会において口腔に由来するストレスを軽減し、各世代における個人のQOL向上に寄与することを存在の目的としております。 星陵会はスタッフ各人が主体となり自ら考え行動できる柔軟な組織形成を通じて多様化する歯科医療ニーズに応え、これからの高齢社会における健康寿命延伸に対しても微力ながら貢献して参りたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

医療法人社団 星陵会
代表   平 健人