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効果抜群!「筋膜リリース」

新緑が目にしみて心地の良い季節になりましたね、皆様いかがお過ごしでしょうか?

今回は、最近、簡単で効果抜群のストレッチ法として注目されている、『筋膜リリース』について少しご紹介しようと思います。

〈筋膜とは 〜第二の骨格〜とその役割〉

筋膜とは全身にある様々な筋を作っている膜の総称で、存在する場所により

・浅筋膜
・深筋膜
・筋外膜
・筋周膜
・筋内膜

といった名称がつけられています。

筋膜は筋繊維をまとめ筋肉の形を保つことで全身の形態や臓器の位置を維持しているといった点で骨格と同じような働きを持っているため第二の骨格と呼ばれることがあります。

筋膜の役割としては、

・体の形、姿勢を保つ
・体の動きをコントロール
・温度や触覚、圧力を感知するセンサー
・筋肉同士の連携をさせる司令塔

といったものが挙げられます。

〈全身の筋膜が硬くなることで生じる弊害〉

筋膜は名前の通り様々な筋を包んでいるため筋肉が収縮、弛緩をすると筋膜同士で滑走しスムーズに運動を行うことに寄与しています。
また筋膜は血管や神経の通り道になっているため、筋膜が硬くなり粘着性が高まってしまうと神経が圧迫され血流が悪くなり筋膜組織が酸欠となり、発痛物質が放出され、筋膜痛が生じます。
俗にいうコリによる痛みです。

〈リリースの方法〉

筋膜には圧、触、熱受容器が存在すると前項で紹介しました。
筋膜痛やコリの原因は血流不全による酸欠状態が原因であるとも説明しました。
つまりそれらの受容器に刺激を与えることで血流が改善し、筋膜痛等の改善につながります。
簡単な方法として、ストレッチやマッサージを行うことが効果的です、ストレッチやマッサージを行うことで固着してしまった筋膜を剥がし滑走させることで筋膜の滑りを良くすることが筋膜リリースと呼ばれるものなのです。

〈顔面の筋膜について〉

顔面には表情筋群、咀嚼筋群などなどの筋肉が所狭しと存在しています。
もちろんそれぞれの筋肉には筋膜が存在します。
代表的な例を挙げます。
顎関節症(http://www.chiyoda1st.com/2014/08/post-79.html)の咀嚼筋障害の症状に筋・筋膜痛といったものがあります。

また口呼吸の改善になると話題のあいうべ体操、こちらも顔面の筋肉のマッサージによる血流改善という点では筋膜リリースと関連しているのではないかと考えられています。

つまり筋膜リリースの効果をまとめると
・咀嚼筋が起因となる顎関節症の治療
・口呼吸の改善
・不定形等痛の寛解
・顔面のシワたるみのリフトアップ

など、様々な効果が筋膜リリースにあるということです。

〈顔面筋膜リリースの方法〉

方法としては巷にたくさんの方法が存在します。
今回は代表的な方法を2つほど紹介します。

両腕を方の高さまで上げ、手のひらが前に向くように肩甲骨を起き上がらせながら腕を立てます、手や富士が背中より後ろに行かないように注意です、そのまま10秒キープしましょう。
あごを引いたまま舌を斜め上に突き出して10秒キープしましょう。
口角をあげ最大級のスマイルを作って10秒キープ!
目も口もパーっと大きく広げて10秒キープ
今度は楽な姿勢をとり、あごの真ん中に指を3本おきましょう
モダイオラス(えくぼの部分)にむかって指を滑らせ30秒キープ
さらに引き上げて10秒キープ

これを朝、昼、夜の1日3回行いましょう。

〈あいうべ体操〉

・『あー』と口を大きく開く
・『いー』と口を大きく横に広げる
・『うー』と口を大きく、前に突き出す
・『えー』と舌を突き出し下に伸ばす

これを1セットとし1日30セット行うと効果があると言われています。

みなさんもぜひ試して、いろいろな効果を実感してみてくださいね!

歯科医師 渡辺知明

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インプラントの骨移植

皆様こんにちは

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このところ、インフルエンザやノロウイルスなどが流行っていますが、みなさま体調はいかがでしょうか。
お仕事や日常生活などなにかと忙しい時期かと思いますので、身体の免疫力が低下し、体調が崩れやすい状態になっている方も多いのではないでしょうか?
ぜひ、今の時期、栄養のある食べ物をとるなどして、お休みの際はゆっくり休養をとり、免疫力の低下を防止することが大切かと思います。

ここ数年の間に「インプラント治療」に関する世間の認識はとても広がりました。
皆様の中にも既にこの治療法を受けている方も多くいらっしゃるのではないかと思います。
そこで、今回は、インプラント治療をする際に、顎の骨の量が少ない場合や骨がない場合に行う、骨の移植などの治療法についてお話ししたいと思います。
そもそもインプラント治療とは、インプラントという人工のネジを、歯が植わっていた顎の骨に埋める治療法です。
そのため、長期的に安定したインプラント治療を行うためにはインプラント体の周りに良質で豊富な骨があることが重要なことになってきます。
ですが、実際インプラント治療を行う場合というのは、歯周病や歯の破折など様々な理由で歯を失ってしまったところにインプラント治療を行うことが多いため、顎の骨の量が足りない場合も多々あります。(歯周病など炎症が強い場合、顎の骨が吸収して少なくなって
いることが多いです)
このような状態の骨にもインプラント治療を行い、良好な経過を得るために、現在では、骨の移植や骨補填材の使用を行うことが多くあります。
ここで、まず骨移植の方法と骨移植材料の種類について簡単に説明したいと思います。

<骨移植>

[1]歯槽骨(顎の骨)への骨移植
骨移植はインプラント体を埋める場所の骨が、垂直的または水平的に不足している場合に行います。
方法としては、ベニアグラフト、オンレーグラフト、Jグラフト、細片骨移植などがあります。

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①ベニアグラフト
唇頬側にブロック骨をはりつけて顎堤の幅を獲得するものです。

②オンレーグラフト
顎堤上にブロック骨をのせ、平坦で低い顎堤を高くするものです。

③Jグラフト
垂直的、水平的な骨量が不足している場合に用います。

④細片骨移植
自家骨や移植材料を砕片し、チタンメッシュや遮断膜で被覆して骨量を獲得を期待する方法です。

[2]上顎洞底測への骨移植
(1)サイナスリフト
上あご(上顎)の後方の部分(臼歯部)は、上顎洞という空洞の底が下の方に位置しているため、そこにインプラント治療を行う場合に骨の高さが足りない場合があります。
このような場合に、上顎洞の底に骨を移植して高さを増す方法です。

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(2)ソケットリフト
上顎の頂上部の歯肉を切開し、穴をあけ、上顎洞底の骨が一層残るまでその穴を深くしていきます。
そして、一層残った骨を専用の道具で上顎洞の膜と一緒に持ち上げその隙間に細かく砕いた自家骨などをつめることで、上顎洞底の骨をあげインプラント体を埋入する方法です。

<骨移植材料>

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インプラント治療で使用する骨移植材料には、大きく分けて、自家骨、異種骨、合成代用骨があります。
さらにその形状も、ブロック、細片状、顆粒状があります。下記にそれぞれの特徴を簡単に示します。

①自家骨
自家骨とは、自身の口腔内からまたは口腔外から採取した骨のことです。
口腔内の採取部位は下顎骨のオトガイ部や下顎枝、上顎結節、前鼻棘およびインプラント体埋入部があります。
口腔外では腸骨や脛骨があります。
自家骨は移植材としては優れていますが、採取する部位への侵襲や採取量に制約がでるという問題があります。

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②異種骨
タンパクを除去し、ミネラル成分のみを残した動物の骨で、諸外国では生体親和性の高い脱タンパク牛骨ミネラルが用いられることが多いですが、日本では歯周組織再生療法材料としては厚生労働省の認可をうけているものの、骨増生材としては未承認です。

③合成代用骨
様々な材料がありますが、現在多く使われているのは、ハイドロキシアパタイト(HA)とリン三酸カルシウム(β-TCP)があります。

最後に、骨補填材について簡単にとりあげたいとおもいます。
骨補填材は、骨の代わりとなる人工の補填材料のことです。
単独で使用されることもあれば、骨移植に併用されることもあります。
骨補填材の種類としては、ハイドロキシアパタイト(HA)、β−リン酸三カルシウム(β-TCP)などがあります。
これら骨補填材を使用することで、骨の形成が促進され、骨増生を待つ期間やインプラト埋入後の治癒期間を短縮することが可能となります。

少し専門的なお話になってしまいましたが、インプラント治療での骨移植と骨補填材料について取り上げさせていただきました。
いかがでしたでしょうか?
まだまだ進歩している分野ですので、これからもっと色々な方法や、より効果的な材料が開発される可能性もあるので、歯科医院としてもこれからも注目していきたい分野だと思っております。

歯科医師(臨床研修医)福島 歩

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2017年・謹賀新年

あけましておめでとうございます。
謹んで新年のお慶びを申し上げます。

さて,今年・2017年の干支は酉です。
酉(すなわちニワトリ)といえばまっ赤なトサカが印象的ですが,鶏冠にはヒアルロン酸が豊富に含まれています。
ヒアルロン酸はアンチエイジングの代表格であり,法令線を始めとしたシワ取りを思い浮かべる方も多いかと思います。
ヒアルロン酸には,細胞と細胞をつなぐ糊の様な働きがあり保水力も高いため,加齢に伴う膝や肩の関節症の治療にも使われています。歯科・口腔外科の領域では顎関節症の治療において使用されています。

最近当院を来院される患者さんの主訴の中で増加してきているのがこの「顎の関節の異常」と「知覚過敏」,そして「口腔粘膜の異常」です。
顎関節症,知覚過敏,口腔粘膜異常の共通点は「初期治療」と「その後の経過観察」の重要さにあります。軽度の疼痛・違和感を伴うことから,当院では初期治療としてバイオプレート,レーザー,薬剤注入・塗布を主とした緩和療法を第一選択として行っております。

また,これらの主訴は他の疾患との鑑別が困難なことでも共通しています。
なかでも,舌・歯肉等の口腔粘膜の違和感・異常感はレントゲンや電気での診断が行えず,早期の診断が最も困難なものの一つでした。
しかし口腔粘膜異常の中には口腔癌(がん全体の2~3%ですが,甲状腺癌,皮膚癌、白血病よりも高い罹患率となっています)と,その前段階のものも一定程度含まれています。
このため何とか簡便な診断は行えないものかとここ数年考えていたところ,昨年,粘膜の蛍光観察器(ベルスコープ)が日本でも認可されました。
これは視診では判別できない粘膜の角化亢進部位を特殊な波長を持つ蛍光を粘膜に当て,検出する診断器です。
初診時または歯科検診において簡易に使用できることから当院でも昨年夏に導入し,多くの患者さんに「口腔がん検診」としてご利用いただいております。

わが国では,歯磨粉を通じたフッ素の浸透と共にむし歯は近年,北欧と同程度に減少してきました。
しかし,歯周病の罹患率は依然高く,高齢期に歯を失い口腔機能の低下をきたしています。
①社会参加,②筋力の維持,そして③口腔の健康は,厚労省「健康日本21」でも示されている健康長寿に最も必要とされる要素です。

今年も私たちは,皆様の,③口腔の健康維持を十分にお手伝い出来る様,定期的な研鑽を行いながら知識・技術の向上にスタッフ一同で努力してまいります。
また,蛍光観察器,CAD/CAMを始めとしたデジタル機器,新たな補綴素材など,新技術を有する機器・機材の導入を図りながら精度の高い診断と治療を目指して参りたいと考えております。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

平成29年 元旦

医療法人社団星陵会
代表 平 健人

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インプラント治療の社会的課題とCSR
~宗像先生セミナー参加報告~

こんにちは。
先日,私はストローマンインプラントセミナーに参加してきました。

講師は東京医科歯科大学インプラント外来を経て現在,神奈川歯科大学附属病院口腔インプラントセンターで日々ご活躍されていらっしゃるセンター長の宗像源博准教授でした。

セミナーはまず,インプラントの歴史に始まり,そして診査診断,基本術式と一般的なインプラント治療についての講義の後,骨移植を併用するアドバンスな術式,更には近年歯科でも積極的に導入されているデジタルデータ(CT,CAD/CAM)を用いたインプラント治療まで多岐に渡る幅広い,かつ詳細な内容を含んだ充実したものでした。

近年のデジタル技術革新に伴い,インプラント治療もここ数年でかなりドラスティックな変化が生じており,コンピューターを使用した3Dシュミレーション等,新たな治療技術が様々に提唱されてきています。

セミナーではこの様な現状を紹介下さる一方で,日々の診療においては直感に頼らず旧来,先人が確立してきた基本的な治療計画・手技を忠実に実践する姿勢こそが最も大切であり,肝に命ずべきことであるという宗像先生の信念とも言えるメッセージが随所に発せられており,私にはこの言葉がとても心に響きました。
私たち歯科医師が模範とすべきは,真にこの宗像先生の仰る姿(外科的臨床におけるEBM)だということを,毎日の臨床に鑑み深く感じました。

インプラント治療は咀嚼・発音などの機能回復の程度(水準)においては従来の義歯に比べて大いに優れています。
他方,外科的侵襲を伴うこと・治療期間が長いこと・自費診療であること等患者さんの負担となる面も有しています。

また,治療後に経過を定期的に観察し,メンテナンスを実施していくことは天然歯と同等(またはそれ以上に)大切です。

なぜなら,インプラントには天然歯と異なりクッション(歯根膜という歯と骨の間の軟組織)やシーリング(歯と歯肉との付着(結合組織性付着))がないからです。

このため,噛んだ時に顎の骨への衝撃を調整したり,細菌の体内への侵入を防御する点では天然歯に劣ります。
長期間メンテナンスを怠れば歯の歯槽膿漏(歯周炎)と同様にインプラント周囲の粘膜も炎症を起こします。

これを防ぐには第三者(歯科医師・歯科衛生士等)の定期的なメンテナンスと噛み合わせのチェックが大変重要になってきます。

2016年現在,
日本でインプラント治療が定着し約30年が経とうとしています。
最近では当院を初診で受診下さる患者さんが他院でのインプラント治療歴を有していることも珍しくありません。
転勤・転居等により治療元の診療室での受診継続が困難な方も多くなっているのが現状です。

当院では近年のこの様な社会状況に少しでも寄与できるよう「ノーベルバイオケア (ブローネマルク)」,「ストローマン(ITI)」,「アストラ」,「カムログ」,「アンキロス」,「3i」等主要なインプラントシステムのメインテナンスと被せ物(上部構造)の破損修理等・不具合への対応環境を整備いたしました。
他院でインプラント治療を受けた患者さんもお気がねなくメインテナンス,治療及び上部構造の修理についてご相談ください。

また,継続的なメインテナンスに加え,必要な範囲で噛み合せの調整やブラッシング指導も行わせていただいております。

特にインプラント周囲炎については学会のCIST基準に準じ,β-TCPエアーアブレージョン,ハイドロYgレーザー治療,フォトジェニック治療といった専門学会での基準を満たした治療体制を整え,実施しております。
インプラントも,自分の歯(永久歯・乳歯)と同様に日々の歯磨きによる清掃とメインテナンスが最も重要です。

私たちは学会の専門医・専門衛生士を配置の上,通常のインプラント治療に加え,これからの学会専門医の社会的責任(CSR)としてインプラント周囲炎に対す治療に対する受け入れを積極的に行っています。

インプラント治療を検討されている方は勿論,他院で既に治療を受けられメインテナンスが継続できていない患者さんは,お気軽に当院までお問い合わせください。

歯科医師 廣田小百合

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北欧フィンランドからの便り

日本の皆さん,Moi!(もい!=こんにちは!)

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8月に入り,日本は本格的な夏がスタートした頃でしょうか?
私が住むフィンランドの夏は,すでに6月最終週末の夏至祭から始まっています.
私の職場は,7月からフィンランド人は1ヶ月ほど(長い人は8月半ばくらいまで!)の夏休みに入っていましたが,少しずつ職場に戻り始めています.日本とは休暇の取り方が随分違うことに驚きます.
この時期のフィンランドはまだまだ陽が長く,私が住む南部の街でも日没は夜10時過ぎです.寒くて暗く,永い冬を越したからでしょうか,真夜中までなんとなく明るいこの季節をみんなが楽しんでいるように感じます.この夏を存分に楽しむために,冬はしっかりと働く!というスタイルで,オンとオフをしっかり使い分けているのですね.

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私の住む街は,首都ヘルシンキから特急電車やバスで2時間弱の所にあります.フィンランド第3(第2という人もいますが・・・)の都市といわれていますが,のどかで落ち着いた街です.街はバルト海に面しており,対岸はスウェーデン,港からは毎日ストックホルム行きのクルーズ船が行き来しています.

港から街の中心に向かい川が流れ,川のほとりのお城と大聖堂が街のシンボルです.太陽が比較的しっかり出ているこの季節は,川沿いのお散歩,またカフェやレストランのテラス席でのんびりと時間を過ごすことができます.
大学や研究機関が多く,かつてはフィンランドの首都として栄えた街としても歴史があります.

8月に入ったとはいえ,まだまだ夏です!私が経験しているフィンランドの夏の過ごし方を紹介しますね.

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1. サウナ(SAUNA)
 皆さんご存知のサウナはフィンランドが発祥です.
サウナは夏に限らず,一年を通じてフィンランドの生活にはかかせないものです.
フィンランドの家庭にはほぼありますし,ホテルや街の中にも公共サウナがあります.

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幸い,私の場合は職場のボスがサウナ好きのため,仕事後に(時には仕事を早めに切り上げて(笑)),郊外のサウナへ向かうことが多いです.
海または湖の畔のサウナで暖まり,写真のような桟橋からそのまま海へ浸かりサウナへ戻ることを繰り返します.
サウナの石の上や焚き火で焼いたソーセージ・マッカラにマスタードをつけて食べるのも最高です!
気温が比較的高いこの季節は,水温も高いので気分爽快です.逆に真冬の水温は0℃ですので,もはや『訓練』といった感じですが...

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2. ベリー摘み
 フィンランドでは野生のブルーベリー(ビルベリー)を森や林,時には道ばたなど,あちこちで摘むことができます.
私たち素人はベリーをみつけてはひとつひとつ手で摘みますが,フィンランド人は何せ一年分のベリーをこの時期に収穫するわけです.

森へ入り込み,バケツを片手にベリー摘み専用の熊手と収穫容器一体型の兵器を持って,ザクザクと収穫していきます.
街のスーパーマーケットにはベリー収穫セットコーナーが設置されるほどです.

フィンランドでは,自然に感謝し楽しむのは皆の権利とされており,ルールを守ればどこでも(私有地でも!)自由に足を踏み入れ,ベリーやキノコを摘むことが許されています.
国土の8割ほどが森と湖ですので,人と自然の共存が感じられます.

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3. アイスクリーム
 夏といえば,どこの国でもアイスクリーム!!でも,ご存知でしたか?フィンランドはアイスクリームの個人消費量が世界で最も多い国のひとつであることを!
スーパーやショッピングセンターのアイスクリーム屋さんの他に,5月末頃から街の広場や公園,道端など至る所にアイスクリームスタンドが立ちます.
小さな子供からお年寄りまで,アイスクリームを食べながら街を歩く姿が見られます.

フィンランドの夏の過ごし方,想像できましたか??日本の暑い夏,アイスクリームを食べた後はしっかり歯磨きを!!キシリトール(できれば100%に近いもの)を摂取するのもお忘れなく!!

キシリトール発祥の地,フィンランドから夏のご挨拶でした.
また,フィンランド歯科事情を含めてお伝えさせていただきます!

Hyvää kesää !! (ヒューバー ケサー!!=楽しい夏を!!)
Moi moi !!(もいもい!!=さようなら)

歯科医師 八田みのり(フィンランド在住,留学中)

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あなたの顔は巨大化してる!?

最近顔が大きくなって来たと思う事はありませんか?

顔だけ太って来た場合、どれ程ストイックな食事制限をしてもハードな運動をしてもなかなか変化が見られないと感じる事はないですか?
原因は脂肪の増加でなく、筋肉の衰えだと考えられます。
人の顔には表情筋という筋肉が存在しています。
顔の皮膚の内側からから支えている筋肉です。
この筋肉も他の部位と同様に加齢と共に衰えて次第にダラッと垂れ下がってしまうのです。
元々表情筋の老化が始まるのは40代からでしたが、ここ10年程で若年齢化し、今や30代から症状が現れる様になりました。

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何故、顔の老化は早まってしまったのか?
大きな原因は『咀嚼回数の減少』『姿勢の悪化』にあると言われています。
これらは表情筋を急速に衰えさせている様に思えます。

・顔太りにダイエットは禁物
表情筋が衰えて重力によってたるみが生じるのでダイエットするとたるんだままになっています。
そこでダイエットをしてしまうと余計に大きく見えてしまいます。

・無表情の時間が長い
仕事でパソコンを1日中観ていたり、長時間表情を動かさずにいると表情筋が衰えて来ます。

・顔の老化が早まり
男性ホルモン『アンドロゲン』女性ホルモン『エストロゲン』の減少により急激に太りやすくなってしまう、姿勢が悪い、咀嚼回数の減少が挙げられます。

・猫背でいると顔がたるむ
たるみの原因は首にある
『広頚筋』口角を引き下げる働き
『胸鎖乳突筋』首を曲げたり回転させたりする働き
猫背でいるとこれらの筋肉が衰えたるみに繋がって来ます。

・表情筋を鍛えると肌の調子が良くなる!
シワが目立たなくなる、くすみが消える、毛穴が目立たなくなる等が挙げられます。

・表情筋を鍛えると共に笑顔でいる事が大事!

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ストレス解消に効果がある。
笑顔でいると自分がより楽しい気分になる。
楽しいから笑顔を作るというより笑顔を作るから楽しくなる。
副交感神経が活発化し、呼吸、脈拍、血圧等が緩やかになり、リラックスした状態になる。
脳内神経伝達物質である『セロトニン』は笑ったり幸せを感じると多く分泌。
この『セロトニン』が減るとうつ状態になりやすい。

自然な笑顔を作るコツは頬の筋肉を使って口角を上げると同時に目を緩ませる事です!

具体的な表情筋を鍛える体操としては…

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『ひぃふぅみぃ体操』
①親指は顎の骨のくぼみ当て、残りの4本の指で頬を包み込む
②顔を手に当てたまま『ひぃ~』と声に出す
頬の筋肉が上がり引き締まる
③唇をすぼめて『ふぅ~』と声に出す。
頬の筋肉が引き締まり顔が小さくなる。
④最後は笑顔を作って『みぃ~』と声に出す。
息を吐き切ったら、口を閉じて鼻で呼吸する。

①~④を3回繰り返して1セットです。
目安→1セット×10

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『ペットボトル体操』
①背筋を伸ばして立ち、2Lの空のペットボトルを両手で持つ
②ペットボトルをもちながら、唇を突き出して『ほ~』と声を出しながら息を吐く
③唇だけでペットボトルの口をくわえる。
④肛門を引き締めて、お腹に力を入れ、ゆっくり8数えながらペットボトル内の空気を吸い込む。
⑤肛門をゆるめ、ゆっくり8数えながらペットボトルに息を吐く。
⑥息を吹き出したらポンと音が出る位勢い
よくペットボトルから唇を離す。
①~⑥を1回行って1セット
目安1セット×3

これらの体操で表情筋を鍛えると明日から小顔になれるかもしれません。

歯科衛生士 倉田孝子

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2016年・元旦

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新年明けましておめでとうございます。
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

今年の干支であるサルは,歯に社会構造がよく表れているといわれています。
サルは群れで生活しますが,この群れには①単雄群(雄が1匹),②複雄群(雄が複数匹),③家族群(一夫一婦制)の3種があります。
サルの歯は32本で人間と同数ですが,歯の大きさはヒトと異なり,雄と雌で違いがあります。特に顕著に差がみられるのが上顎犬歯(いわゆる牙)です。
群れの中で雌の争いがある②複雄群の雄の上顎犬歯が最も大きく,争いの少ない比較的平和な③家族群では雄雌の歯の大きさの差が最も小さくなっています。
これは生活での必要がもたらした進化・退化の器質変化です。

この様な器質変化は,ヒトでは,徳川260年の代々将軍の下顎に見られます。
初期の家康・家光のえらのある下顎に比べ,厳選調理された軟食をとり続けた12代家慶・15代慶喜らではかなり細長い顎となり,当時の庶民とはかけ離れた顔貌となっています。

サルの犬歯,将軍の顎の変化はいずれも生活上の必要性の低下がもたらした廃用性萎縮の例であろうと考えられます。

昨年,国際宇宙ステーション・「きぼう」で育てたメダカでは,骨を食べる破骨細胞が活発になり骨量が減少したという結果が発表されました。
地球上の生物は重力がある状況で進化を遂げています。私は,この重力・負荷を日常生活の中で上手に増すことが,健康を維持することに繋がると考えています。

私たちは主としてご来院いただく皆様の歯を治療させていただいております。
治療により1本の歯の痛みを取ることは勿論です。しかし,私たちはその先にある口腔と顎機能の維持向上を最終的な目標として日々の診療を行っております。

江戸時代の将軍の様な食事が出来る口腔ではなく,いつまでも奥歯で食いしばれる口と顎の実現を目指して今年もスタッフ一同研鑽を積みながら診療を行わせていただこうと考えています。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

代表・歯科医師  平 健人

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肺炎球菌ワクチンと歯科治療

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今年も酷暑で連日最高気温がニュースになっていましたが、さすがに立秋あたりから少し秋の気配を感じるようになってきました。
にぎやかなセミの鳴き声も風情があっていいものですね。

さて、平成26年10月1日から、高齢者を対象とした肺炎球菌ワクチンが定期接種となりました。
テレビや新聞の宣伝でご覧になった方も多いのではないでしょうか。
健康な方は肺炎球菌によって感染症を引き起こすことはないのですが、特に65才以上の免疫力の落ちた方は肺炎、髄膜炎、菌血症、敗血症、中耳炎、などを発症することがあります。
肺炎はガン、心疾患についで死因第3位であり、肺炎で亡くなる方の96.8%が65歳以上です。
また、加齢により嚥下機能が低下することで誤嚥性肺炎も起こりやすくなります。

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ワクチンを接種すれば、からだが何かの反応を起こすのは当然のことで、全身症状として1~5%の方に倦怠感、違和感、悪寒、発熱などの副反応が起こることがあるそうです。

厚生労働省のホームページに、ワクチン予防接種についてこんな記載があります。

予防接種ガイドライン
第4 予防接種の実施
4 一般的注意
(5) 「抜歯,扁摘手術,ヘルニア手術等,緊急性のない場合には,予防接種後1カ月間は,紛れ込み事故を考慮に入れ,原則として避けることが望ましい。しかし,緊急性の高い手術,周囲に流行する病気の状況によっては必ずしもこの限りではない。」

ワクチン接種後一ヶ月は抜歯を避けてくださいと書いてあります。
なぜかというと、例えば、予防接種後に抜歯して発熱した時、予防接種のせいなのか抜歯のせいなのか判断がつかないからということです。
ただし、あくまでも緊急性がない場合であって、歯の状態がかなり悪く抜歯することのメリットのほうが大きい場合は、必要に応じて対処すべきでしょう。
ということで、ご来院いただく皆様にお願いですが、予防接種を受けた際には必ず担当医へ接種を受けた時期について一言お伝え下さいね。

歯科医師 富永克子

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羊の歯~2015年・元旦~

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新年あけましておめでとうございます。
旧年中は,幣法人診療所をご利用いただきありがとうございました。

今年の干支は「ひつじ」ですが「羊歯」と書いて何と読むかご存知でしょうか。
羊の歯とかいて「シダ」と読みます。シダ植物のシダです。
身近なシダといえば,ワラビ,ゼンマイ,お正月飾り(鏡餅などに飾られる葉)に使われるウラジロがあります。

昔からお正月飾りにウラジロが使われているのは,
冬でも新芽を出して上に向かって長く強く伸びていくウラジロの姿にあやかり,
家運長久・子孫繁栄・長寿を祈願してのことといわれています。

我が国は平均寿命84歳と現在でもWHO加盟国の中で長寿1位を維持しています。
少子化・人口減少が問題とされていますが,これに立ち向かうには国民一人一人が健康で豊かな高齢期を過ごせる社会を実現することであろうと思います。
いつまでも心身の健康を維持し,生活の質(QOL)を保つためには,十分な栄養と食生活,適度な運動,社会参加を通じた対人関係の維持,病気の予防が日々の生活に備わっていることが必要と考えます。

私たちは高齢化が高まる社会の中で,患者さんひとり一人に適切・良質な歯科医療を提供し,口腔機能ひいては健康・QOLの生涯にわたる維持が実現できるよう,今年も大学病院・学会研修等を通じスタッフ一同が治療技術・知識の研鑽を続けながら診療に励んでまいりたいと思っております。
そして,強く上を向いて伸びるウラジロのような活力ある組織形成を通じて健康寿命の延伸に微力ながら寄与してまいりたいと考えております。

  

本年も,どうぞよろしくお願いいたします。

2015年元旦
代表/歯科医師 平 健人

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星陵日記

ブログによる情報発信を行います。どうぞよろしくお願いいたします。

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